秋の思い
長岡の西脇さんからドライブの思い出と
「秋の集い」で発表された日ごろの思いを寄稿いただきました。


 「秋思う 萩の花や あかとんぼ」
「青空に 降るほどの あかとんぼ


これは、4日ほど前に娘の軽自動車に呼吸器と
吸引機を積み込み、市営牧場からスキー場に娘と2人のドライブでの思いを!
  


                    病気・呼吸器のこと


先日の内輪の会の時に呼吸器の話に話題が集まりました。そこで
私自身の思ったこと、書いてみます。
よく人は「子供達の世話には成らない」と言うが、
私は世話に成らないくらいなら、苦労して子供など育てない、古い考えかも知れない
がこれが心情です。でも、この様なかたちで世話を掛けるとは、思いもしませんでした
H5年暮に右親指に異変を!
H6年の秋に病名告知を受け、それなりに覚悟をした。
家の建替えと長女の結婚式をすませたら、身の始末をすると!
しかし2回自殺を図りましたが2回とも人に会い
家まで送られ、しみじみと自分では死する事が出来ないと悟りました。
延命治療はしない様にといっておきましたが、
娘達に説得されおかしな話ですが、気がついたら
呼吸器がついていた。せっかくつないでもらった命
感謝するまで時間が掛かりました。
でも、この病気のおかげでワープロをおぼえ、声の変わりのパソコンにあい、
まったく知らなかった世界の人と知り合う事が出来た!
2つの家族と沢山の人々にぶらさがりながら
今思うことは呼吸器を付ける、付けないはその時の運命のような気がします。
新しい世界もまた、良いものですね。 

                                    西脇幸子(H14・9・28)